今年も昨年のシンガポールに引き続き、日本の未来と資産運用、承継、経営を諸外国に見るための海外研修を行いました。
今年はベトナム
ベトナムが外資不動産投資先として人気を博した時代から主に中国の人たちが購入しだして日本人投資家から少し人気が落ちてきたベトナム
中国の経済危機や市場の成長率以上の不動産の高騰(バブル)によって売れなくたった不動産が少しバブルの崩壊を迎えているようです。
3年前から木造の新構造としてCLT工法に取り組まれている岡山県のライフデザインカバヤとご縁をいただいていた中で、ベトナムでの木造技術及び建築基準法の制定を民間企業として取り組まれるプレスリリースを拝見して、ハノイの現地法人を視察させていただきました。
日本で言うJIS規格のベトナムバージョンを出している政府の研究施設内で共に木造建築の材料特性の共同研究をされていて、日本の大工さんが「明日、ベトナムで建て方やねん」って言う世界を作ることを目標に建築基準法の制定にうごかれていました。
現地の実際の建築も日本で交流をさせていただいているベトナム人のハイさんのお兄さんが建設業をされており、実際に見せてもらいました。
昭和40年代の高度経済成長に入っていく日本を彷彿とさせる姿がベトナムにありました。
安全基準や耐震基準は発展途上で、事故が起こっても不思議ではない環境の中で無事故で施行されていました。
我々が現地に行くと3日前に引き渡しをした家を見せてあげると居住者に声をかけて、住民も全然いいよという寛容さで実際に住み出している家を見学させていただきました。
着工したばかりの現場も見学しましたが日本の水準とのギャップを実感しました。
急激な人口増加と平均年齢が30代ではあるものの急激な高齢化社会を迎える予測の狭間で人間の労働意欲と勢いを目に見えて実感を持てました。
しっかりと文化も視察させていただきましたが、投資市場としてのベトナム不動産にはなかなか魅力を見出せなかったのが残念な部分でした。
社内で4つのチームに分けて視察した内容をレポートにまとめていますのでご興味のある方はお気軽に問合せください。