11月の終わりに、所属するロータリークラブの仲間十数名とともに栃木を訪れました。
まずは茨城空港から宇都宮に向かい、大谷資料館を見学しました。
名前から「大谷翔平選手の資料館なのか」と早合点してしまいましたが(笑)、
実際は大谷石の歴史をたどる資料館でした。
大谷石は軽く柔らかい素材で、門柱や塀などに使われるほか、フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル旧本館にも使用されたことで知られています。江戸時代にはツルハシやノミによる手掘りで採石され、その後大正・昭和にかけて機械化が進むことで、広さ約2万㎡、深さ30mにも及ぶ壮大な地下空間がつくられました。

目の前に広がる大空間はまさに圧巻で、まるでインディ・ジョーンズの映画に登場する巨大神殿を思わせる迫力があります。
現在はその唯一無二の空間を活用し、映画やドラマの撮影、さらにはコンサート会場としても利用されているとのことです。
その後は、豪華絢爛な装飾で名高い日光東照宮へ。細部まで施された精巧な彫刻や建造物の数々からは、当時の職人たちが誇りと魂を込めてつくり上げた息遣いが感じられ、思わず足を止めて眺め入ってしまいました。

実際に職人さんが汗を流し、魂を傾けて作った二つの名跡ですが、なかでも大谷資料館は“隠れた名スポット”と言える存在です。
栃木を訪れる機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてください。













