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インド ベンガルール(バンガロール)視察④ 観光・物価編

 

インド・バンガロール視察ブログの第4章は、街のエネルギーを肌で感じた「観光・物価編」です。

 

「インドのシリコンバレー」として急成長を遂げるバンガロールですが、実際に街を歩いてみると、伝統的な建築物と最新の大型ショッピングモール、そして路上の喧騒が混ざり合った、凄まじい熱量に圧倒されました。

 

  1. 歴史を物語る壮麗な建築と「ガーデンシティ」の風景

まずは観光の定番、歴史的建造物を巡りました。

 

バンガロール城(Bangalore Palace)

1887年に建造されたこの宮殿は、英国のウィンザー城を模したチューダー様式の建築で、砦のような塔と整備された緑の庭園のコントラストが圧巻です。

 

 

内部に入るとムーア様式のアーチが連なる中庭に噴水が設えられており、その優美さに思わず足が止まりました。上階からの見下ろしアングルも圧倒的な美しさで、かつてのマハラジャの栄華が偲ばれます。鮮やかな黄色の壁と深紅のカーペットが続くインテリアも非常に印象的でした。

 

入場料は外国人で460ルピー(690円)。カメラを持ち込む場合はさらに675ルピー(約1,013円)かかります。日本の有名な観光地と比べるとかなり安い印象です。

 

また、街の中心部には「ガーデンシティ」の名の通り、豊かな緑が広がっています。

 

カルナータカ州議事堂のヴィダナ・サウダは、重厚なドラヴィダ様式の石造り建築で、道路沿いから眺めるだけでも圧倒される存在感です。近くには色鮮やかなヒンドゥー寺院のゴープラム(塔門)も立ち並び、現代都市の中に歴史が息づいているのを感じます。

 

 

またM.チンナスワミー・クリケットスタジアムの前も通過しました。インドにおけるクリケットの人気は野球やサッカーの比ではなく、スタジアムへの熱狂的なエネルギーが街全体から伝わってきます。

 

マハトマ・ガンジー像が見守るガンジーパーク、そしてクリケットスタジアム。バンガロールの歴史と誇りを感じさせるスポットが随所にありました。

  1. 急成長する消費文化と驚きの「物価」

次に、現地の経済状況を知るべく、繁華街やスーパー、ショッピングモールを視察しました。ここで目にしたのは、極端なまでの「物価の二極化」です。

大型スーパーマーケットに入ってびっくりしたのが商品の品揃えと価格の幅です。

 

衣料品コーナーには柄入りのシャツ、インド民族衣装のサリーやドレスがカラフルに並んでおり、見ているだけで楽しい。靴売り場のスニーカーの価格が899ルピー(約1,350円)。日本でスニーカーを買おうとすれば5,000円〜1万円はざらですから、単純比較でも3分の1以下です。

 

 

食品売り場ではKellogg’s Chocosのスーパーセイバーパックが山積みになっており、食品の価格は日本より全体的にかなり安い印象です。ベーカリーの冷蔵ショーケースにはケーキやデザートがきれいに並んでいますが、これも1ピース50〜80ルピー(75〜120円)という破格ぶりです。

 

ブリゲード・ロード(Brigade Road)付近のストリートでは、夜遅くまで多くの若者で溢れかえっていて、路上の露店では、Tシャツが3枚で200ルピー(約300円)という驚きの安さ!

 

 

日本では消費が二極化していると言われますが、インドも「ローカル価格」と「グローバル価格」の二層構造がはっきりしていて、ローカルな食品・衣料品は驚くほど安い一方、空港内や外資系ホテルは日本と変わらない価格帯でした。

 

一方で、一歩ショッピングモールの中に入れば、景色は一変します。

 

近代的なモールには、アディダスやソニーといった国際的ブランドが並び、ボウリング場や巨大なトランポリンパーク、回転木馬まであります。

 

 

中間層・富裕層の購買力は、私たちが想像する以上に高まっており、まさに「消費の爆発」を目の当たりにしました。

 

もちろん、路上で売られている生絞りのココナッツジュースのように、数十円で楽しめるインドらしい風景も健在。この「安さ」と「豊かさ」のギャップが、今のインドの面白さだと感じます。

 

  1. バンガロールの「和」の拠点、日本料理店「播磨(Harima)」

今回の視察ツアーで大変お世話になったバンガロールを代表する日本料理店「播磨(Harima)」オーナー様です。

 

 

バンガロールのビジネス街にありながら、一歩店内に足を踏み入れると、そこは完全な「日本」。

提供されるお寿司のクオリティの高さには本当に驚きました。ネタの鮮度はもちろん、盛り付けの美しさや、おもてなしの心まで、現地の駐在員や富裕層の方々に絶大な支持を受けている理由がよくわかりました。

 

異国の地で、これほど本格的な日本の味と空間を維持・運営されている情熱には、同じ経営者として大きな刺激を受けました。

 

  1. 世界一美しい空港から帰路へ

視察の締めくくりは、ベンガルール国際空港の第2ターミナル。

 

2023年に開業したこの新ターミナルのコンセプトは「庭園の中のターミナル(Terminal in a Garden)」。ニューヨークの建築事務所SOMが手掛けた設計で、広大な大理石の床の通路には本物の大木や白い花々をあしらった室内庭園が点在しています。

 

 

天井には竹素材がふんだんに使われており、空港とはとても思えない空間が広がっています。チェックインカウンターエリアも緑に包まれた自然豊かな雰囲気で、移動するだけで気持ちがよくなります。

 

インドのインフラ整備に対する姿勢も世界基準であると実感しました。

 

バンガロール視察ブログも、いよいよ次回が最終回。

最後は、インド視察で最も「度肝を抜かれた」ことと言っても過言ではない、「道路移動編」をお届けします。

 

カオスな交通事情と、そこから見えるインドのインフラの課題とは?

次回の更新もどうぞお楽しみに!

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