心地よい住まいは「理」と「縁」でできている?
~不動産における家相学~
家はそこで暮らす人の人生を育む大切な場所です。現代では、間取りやデザイン、日当たりといった「理」を重視することが多くなりましたが、何世代にもわたって受け継がれてきた家相学には、その「理」を深め、さらに目には見えない「縁」を大切にするための興味深い知恵が詰まっています。

また、家相学では家族の健康や幸せを願う気持ちが、住まいのエネルギーを高めると考えられています。間取りや方角にこだわるのは、より良い未来を願う気持ちの表れです。住まいに対する愛着や、家族への想いといった目に見えないエネルギーは、暮らしを豊かにする力を持っているのです。
家相学を通して、先人の知恵や想いに触れると、暮らしはより特別なものになるはずです。ぜひ「理」と「縁」の両方から、心地の良い暮らしを探ってみてください。
□■□∞∞─────────────────────────∞∞□■□
【編集長よりコメント】
16年以上にわたりご愛読いただいている「ナビック通信」。
毎号、住まいと資産にまつわるテーマを切り口に、読者のみなさまの“判断のヒント”になる情報をお届けしています。
67号で取り上げたのは、少し意外に感じられるかもしれないテーマ――「不動産における家相学」です。
家相と聞くと、「迷信では?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。けれど、今回の特集で紐解いていくと、家相学は単なる言い伝えではなく、快適さ・安全性・衛生といった“理(ことわり)”を、先人たちが暮らしの知恵として体系化してきた側面があることが見えてきます。
たとえば、風通しや湿気、光の入り方。動線の無理や、掃除のしやすさ。家の“欠け”が暮らしに与える影響――。
現代では技術や設備で補える部分も増えましたが、「なぜ昔からそう言われてきたのか」を知ると、住まいを見る視点が一段深くなるはずです。
そしてもう一つ、家相学が大切にしているのが、目には見えない“縁”です。土地への敬意や、家族の健康と幸せを願う気持ち。地鎮祭のように、節目に心を整え、これからの暮らしに向き合う時間。そうした“縁”の積み重ねが、住まいへの愛着を育み、日々の暮らしを少し特別なものにしてくれる――。今回の特集は、そのことをやさしく思い出させてくれます。
住まいは、図面や数字だけで決まるものではありません。「理」と「縁」の両方に目を向けたとき、家はもっと心地よく、もっと自分たちらしくなる。そんなきっかけとして、67号を手に取っていただけたら嬉しいです。








